はじめまして。現役地方公務員のちゅんです。
この記事にたどり着いた方は、公務員として勤め続けることに、少しばかり不安や疑問、迷いなどを抱いている。そんな方なのではないでしょうか。
実は、私自身も1年ほど前まで正にその状態でした。
そして、その「迷い」は徐々に「決心」に変わり、同じような悩みを抱える公務員の皆さんの行動変容につながるようなヒントを発信していきたいと思っています。
なお、このブログにおける掲載内容は、私の経験から得た個人の見解であることをご理解ください。
それでは本題へ!
この記事はこんな人にオススメ
- 公務員を続けることに漠然とした不安を抱えている。
- 「公務員を辞める」という選択に自信が持てない。
公務員職場のつらいところ
公務員の魅力の1つでもある「安定」。
しかし、この安定という面が大きく影響し、どうしても保守的な組織風土となりがちです。
また、公務員は法律上、どんなに頑張って成果を上げてもインセンティブ報酬をもらう仕組みがありません。(人事評価による給与反映のみ)
そういった背景により、次のような「つらいこと」が生じます。
- 頑張っている職員が報われない。
- むしろ、優秀な職員は忙しい課に行かされるため、頑張るほど損をする。
- 昇任がご褒美になっていない。
- ご褒美とは、「楽な部署に配属されること」
- 仕事をしない人が、そのご褒美を教授できる謎のシステム
- ネガティブな雰囲気が漂い、組織に活気がない。
- 組織の縦割りにより、「これはうちの課の仕事ではない」が決まり文句
- 「こうすべき」「こうあるべき」と言う人は多いが、「こうしたい」と言う人は少ない。
- 他部署、他人がやっていることにケチをつける評論家タイプがたくさんいる。
- この先ずっとこの職場でやっていくと考えると絶望する。
ふぅ…。こんなにスラスラ出てきてしまいました。
公務員を辞めるメリット
では、公務員を辞めるメリットとは、一体どういったものがあるのでしょうか。
- 「この先ずっとこの職場で…」からの解放感
- 新たなキャリアで新たな自己成長
- 副業で稼げる可能性
- 覚悟が生まれる。
個人的には、「解放感」を味わいたい気持ちは強いです。
ただし、要注意なのは、これは転職先で同じ境遇に見舞われる可能性があるということ。
だからこそ、「現状から抜け出したいがための転職」は避け、「自分がどうなりたいか、どうありたいか」を理解することが重要になってきます。
また、4点目にある「覚悟」について。
次の「デメリット」でも触れますが、公務員を辞めるとなると、ほぼ間違いなく周囲から反対されたり、「もったいない」と言われます。
その反対を押し切って辞めるのですから、これまでの公務員人生以上に「絶対に成功してやる」という強い覚悟が必然的に生まれるものです。
公務員を辞めるデメリット
公務員を辞めることのデメリットにも触れていきましょう。
- 毎年昇給する年功序列制度を失う。
- 充実した福利厚生を手放すことになる。
- 周囲から反対される。
1点目と2点目は、つまり「安定を手放す」ということであり、「そりゃそうだろ」というところですよね。
3点目は、デメリットと言うより、リスクですかね。
公務員を辞めるとなった場合、特に家族から反対されます。
(私も、妻に辞めたい意向を伝えた当初は、やはり反対されました。)
ちなみに、今の職場の人からも「もったいない」「やめておけ」と言われるでしょうが、職場の人であれば「変われない人の妬み」だと思って、華麗にスルーすればいいと思っています。
まとめ
世の中一般的には楽な仕事のように思われがちな公務員ですが、優秀な職員さんほど「退職」の選択肢が見え隠れしていると思います。
ただし、「現状が嫌だから」という安易な理由で辞めてしまっては、何も得ることができず、失ったものを数えて後悔することになってしまいます。
そうならないためには、どうすればいいのか?
それは、
「一度しかない自分の人生のゴールは何なのか」
「自分が大事にしている価値基準は何なのか」
これらを明確にすることがスタートです。
そして、この答えを出すには、「自己理解」が必要不可欠です。
自分は何が好きで、何が得意で、何を大事にしたいのか。
逆に、ここがしっかり固まってくると、自ずと選ぶ道は決まってきます。
以上、初めての記事で拙い文章でしたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!