こんにちは。現役地方公務員のちゅんです。
仕事において、人事評価制度による目標設定は、避けては通れないものですよね。
(私も仕事上で目標設定をするときは、「目標が思い浮かばない…」と苦労していました。)
また、仕事だけではなく、プライベートにおいても、目的を達成するためには「目標を設定する」という行為が非常に大事になってきます。
今回は、「“目標がきちんと達成できる”目標設定の3ステップ」を紹介していきます。
それでは本題へ!
この記事はこんな人にオススメ
- 目標設定の方法がわからない人
- 設定した目標が達成できなくて悩んでいる人
【STEP①】目的を明確にする。
目標の設定方法のお話をする前に、目標設定よりも大事なことがあります。
それは、「目的を明確にすること」です。
なぜなら、『目標』とは、目的を実現するための過程に立てられる指標のことだからです。
つまり、目的が定まっていなければ、目標の立てようがないということになります。
整理してみましょう。
- 目的:ゴール、めざす姿のこと。
- 目標:目的の到達の過程に立てる指標のこと。
例えば、「資格を取りたい」や「転職したい」と思ったとします。
しかし、「資格取得」や「転職」自体は『目的』ではなく、目的を達成するための通過点です。
きっと、本当の『めざす姿』は、「知識・スキルを習得して○○に貢献したい」や「自分らしく生き生きと働きたい」などではないでしょうか。
今一度、「自分の本当のゴールって何だろう?」と問い掛けてみてみましょう。
【STEP②】3つの基準で目標を設定する。
目的が明確になったら、次は実際に目標設定をしていきます。
その際、次の3つを意識して目標を設定することをオススメします。
[基準①]「全力で背伸びして届くか届かないかのライン」を目標にする。
例えば、人事評価での目標設定の際、明らかに達成が見えていることを目標に掲げる人をよく見かけます。
(私の所属している地方自治体では、人事評価の給与反映すらないにもかかわらず、そのような状況です…。(令和5年5月現在))
でも、それって人事評価の趣旨からすると、何の意味もないですよね。
目標は「全力で背伸びして届くか届かないかのライン」を設定するからこそ、達成意欲がそそらせるものではないでしょうか。
逆に、あまりにも高すぎる目標もNGです。
理由は、理想と現実のギャップが一向に埋まらないとなると、返ってやる気を失うからです。
人事評価は人材育成のための“ツール”なのですから、「自己成長のために使ってやればいい」ぐらいの気持ちでいいのではないでしょうか。
[基準②]数値化する。
こちらは、目標設定時の基本中の基本と言えるかもしれませんね。
目標は、“定性的”なものではなく、“定量的”なものにすべきです。
定性的な目標とは、例えば「本の速読力を上げる」といったもの。
この場合、どれぐらいの期間で何冊ぐらい読めるようになれば、「速読力が上がった」と判断できるのか、客観的基準がないですよね。
一方、定性的な目標とは「1か月に4冊の本を読む」といったもの。
1か月に4冊の本を読めたときに、人によって「いや、これは3冊だ!」などと、捉え方が変わることはないですよね。
このように、目標を設定するときは、必ず検証可能な目標にしましょう。
[基準③]期限を定める。
適度なレベルで、後から検証可能な目標ができた。
あとは、その目標を「いつまでに達成するのか」を定めるというのが、非常に重要になってきます。
期限を定めるにも、5年先、10年先をリミットにしてしまうと、目標達成のための逆算が難しくなったり、途中で方向性がブレてしまったりするおそれがあります。
なので、期限は1年以内で設定するのがオススメです。
また、目標にタイムリミットを設定することで、自然と逆算思考が根付きます。
どういうことかと言うと、「3か月で5kg痩せる」というダイエットの目標を立てたとします。
その場合、1か月で約1.6kgは痩せていないと、後からの挽回が苦しくなってしまいます。
「5kg痩せる」に「タイムリミット」をプラスすることで、より具体的に目標を意識することができるということですね。
【STEP③】公言する。(最重要)
ここまでに記載したことを意識して、目標設定が完成したとしましょう。
でも、最重要事項はこのSTEP③です。
設定した目標を、必ず周囲の人に公言しちゃいましょう!
なぜなら、他人に目標を話すことで、「ちょっと頑張れていないな」ってときに「口先だけの人間になりたくない!」「デカいことを言った手前、やらなければ格好悪い!」という気持ちになり、それがガソリンになって頑張れるからです。
これは個人的に、とても人間の心理に適ったやり方だと思っています。
なので皆さん、恥ずかしがる必要などありません。
自分の目標達成のために、信頼できる家族や友人、同僚などに、どんどん目標のことを話していきましょう!
まとめ
「目的の明確化」や「目標設定」は、職務上のみならず、転職活動や独立に向けた準備などでも欠かせないものです。
だからこそ、私はこの3ステップを意識して目標を立て、その目標を周囲に公言して、自ら退路を断つように心掛けています。
(うまくいかないこともたくさんありますが…)
実際に行動することが大事とは言うものの、目標がないというのは、地図を持たずに宝探しをするようなものです。
ここは踏ん張り時です!ともに頑張っていきましょう!!
以上、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!